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浩一 澤田

チームコーチングとタックマンモデル

今日はチームコーチングの2回目でした。新型コロナウイルス流行の影響でリアルでの開催がかなわず、初回はオンラインで行いました。まん延防止等重点措置も解除されたので、初めてのリアル開催です。


チーム形成のプロセスを表したものにタックマンモデルがあります。ここでいうチームとは、共通の目的を達成するために集まった(もしくは集められた)人々のことをいいます。


どのようなチームでも最初からうまくいくではありません。次のようなプロセスを通してチームが形成され、目的に向けて活動できるようになるのです。


形成期

チームメンバーが集められ、チームが形成される段階です。この段階ではお互いに理解しあうことが大切になります。


混乱期

お互いのことがわかり始めると、メンバーが抱く目的の違いや、役割・責任などについての認識の違いが起こってきます。この段階ではメンバーがチームに抱くイメージを明らかにし、お互いにその違いを受け入れることが課題となります。


統一期

混乱期を通り過ぎると他のメンバーの考え方が受容できるようになり、チームとしての一体感が醸成される統一期を迎えます。このとき初めてチームとしての目的や役割、期待が共有され、実行に向けた明確な目標が設定できるようになります。


機能期

具体的な成果を生み出す段階です。チームとして学習しながら、適切なマネジメントを行い、具体的な成果を生み出すことが課題となります。


散会期

どのようなチームであっても本来の目的が達成されると、チームの役割は終わりを告げます。ただしチームで学習したことをチームメンバーそれぞれが経験しているので、次のチームに活かせるようになってきます。


目標の設定に関して言えば、統一期以前に目標を設定することも可能です。 しかしチームの目的や役割などについてメンバーそれぞれの意識が異なるために、チームの中で激しい意見対立が起きたり、行動がちぐはぐになったりすることが起こります。 チーム形成においては目標を立てる前に形成期と混乱期をうまく行うことが必要なのです。


2回目のチームコーチングはタックマンモデルで言うと形成期に当たりました。


形成期ではチームコーチとチームメンバーとの信頼関係を築くことも課題となります。ここができないとコーチはチームの中にうまく入っていくことができません。 このような意味で形成期にリアルで行えたことは良かったと思います。なぜならオンラインでは語られなかったチームメンバーの深い本音を知ることができたからです。


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